今回はこんな方に向けて、実際に夜間大学に通っている僕がメリット・デメリットを昼間の大学との違いを交えながらご紹介したいと思います。
目次
夜間大学に通うメリット
意識の高い仲間に出会える
基本的に夜間大学に通う人には、自身で学費を稼ぐ人や仕事が終わってわざわざ学びに来る社会人など勉強するという目的を持った人が多いです。
その為自身のキャリアやライフプランについて真面目に考えている人が多く、そんな人達と友人になれば嫌でも「自分も将来についてもっと考えなくちゃ」という気分になります。
また生徒の中には何か一芸に秀でている人(プログラミングなど)や自分がしたことのない経験を数多くしている人もいるのでそういった人達と情報を交換できるのもいいですね。
昼の大学とは違った時間の使い方ができる
朝から夕方過ぎまで自由な時間があるってかなり凄いことだと思いませんか?
お昼の学部に通う方は基本的に朝から午後(場合によっては夕方過ぎ)まで講義があるので自分に使える時間は夕方と夜だけです。
アルバイトをするにしても開始時間が遅いのであまり長くは働けませんし、習い事なんかも時間が合わない場合があります。
その点、夜間の学生は朝からたっぷり時間を使えるわけですから大抵のことは何でもできます。
学費が安い
これは主に学生の親御さんにとってのメリットですかね。
夜間の大学は昼間の大学より学費が安く設定されていることが多いです。
僕の通う大学も昼間の約半分の学費で通うことができます。
その為、金銭的にあまり余裕のない方でも通いやすいですし学生自身で学費を稼いで通うという事も十分に可能です。
値段が安いからと言って講義内容に差が出るわけではありませんので、学費を抑えたいという方は夜間大学を視野に入れてみるのもアリだと思います。
朝寝坊をして講義をサボるということが無い
講義が始まるのはどんなに早くても夕方からなので寝坊して一限サボっちゃった...なんてことも起きません。
特に大学1年生の時点でサボり癖が付くと学年が上がるに連れてどんどん単位を落としていきます。
教授も多少テストの点が悪かったという程度なら少しオマケして単位をくれる場合がありますが出席が足りない場合は問答無用で落単です。
また、似たメリットとして朝の満員電車に乗らなくて済むというのもあります。朝以外は大抵どこの路線も空いている場合が多いので快適に通学できます。
比較的自由に履修計画を立てられる
夜間の大学は社会人にも配慮して必修科目が昼間の大学に比べて少ないです。
その為、いくつかの必修科目さえ取れば後は自分で自由に一週間の時間割を決められます。
自分で学びたいと思う内容の講義を優先的に取れるので学費が無駄になりません。
夜間大学に通うデメリット
夜型の生活スタイルになる
大学が夕方から始まるのでどうしても夜型の人間になってしまいます。
元々夜型の方はいいですが、朝型の方は慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんね。
ただし生活スタイルが夜型になるといっても昼夜が完全に逆転する訳ではありません。
大学の講義は遅くとも21時前後には終わりますからそこから寄り道せずに帰れば昼の学部の方と変わらない時間に寝ることができるでしょう。
あくまで昼より夜の方が眠くなりにくい・頭が冴えるようになるということです。
家が遠いと辛い
先ほど講義が終わるのは遅くとも21時前後と言いましたが、家が遠い方は辛いかもしれません。
僕の友人は家から大学まで往復で2時間以上かかるそうです。仮に21時に講義が終わったとして家に着くのが22時過ぎ、そこから夕食やお風呂を済ませたら寝るのは24時前後になってしまうでしょう。
夜間大学に通うなら昼間の大学以上に家が近いことが重要になると思います。
他の大学に通う友人と遊ぶ時間が合わない
これも結構辛いですね。
僕ら夜間に通う大学生が遊ぶ時間は基本的に昼間か、講義が終わった後の22時~23時頃です。対して昼間の大学の方は夕方から夜に遊ぶので僕らとは全く時間が合いません。
基本的に昼の大学に通う方とは土日などの共通の休みでのみ遊ぶ形になると思います。
実際に夜間大学に入学した僕が今思うこと
僕も入学当初は「夜間大学に入って本当に良かったんだろうか」と思っていましたが、今ではむしろ夜間大学に入ったのは正解だったと思っています。
恐らく昼間の大学に行っていたら自堕落な僕は何となく4年間を過ごし、将来のことも何も考えていなかったと思います。
夜間に行ったからこそ1年時から将来について考えることができ、長期インターンに参加する決心もつきました。
確かに夜間大学は昼間の大学に比べて何となく劣るイメージを抱く方もいるかもしれません。
ですが講義の内容は昼間の大学と変わりませんし、部活やサークルだってあります。(また、卒業時は昼間の大学と同じ扱いです)
もし夜間大学に興味がある、選択肢として考えているという方はまずは資料請求などをしてみるのはいかがでしょうか?