オンラインゲームをやっていると気になるのが回線の安定性と速度ですよね。
僕も以前までは無線接続でオンラインゲームをやっていたのですが、やはりラグが気になるのと周りのプレイヤーに迷惑になるということでPLCアダプターを導入して有線接続することにしました。
PLC (Power Line Communication)とは?
電力線を通信回路として使う技術のことです。
要は自宅のコンセントをLANケーブルの代わりにしちゃおうということですね。
という訳で今回はPLC接続で繋いだPS4はまともにオンラインゲームが出来るのか?という検証記事です。
ちなみに買ったPLCアダプターは下記の製品。(今回はAmazonで買いました。)
目次
届いたTL-WPA4220 KITがまさかの初期不良品だった
早速PLCアダプターとPS4を繋ごうと思ったのですが、届いた『TL-WPA4220 KIT』がまさかの初期不良品でした。
具体的には
- 無線LANルーターと繋がっている親機の方のランプが数分で全て消える(ネットに繋がらず)
- 仮にネットに繋がっても定期的に接続が切れる
というポンコツ状態。
この製品は3年間保証がついているらしいので、早速メーカーにメールで問い合わせた所...
ランプが消えるのは勝手に省エネモードになっている可能性があります。
親機と子機のどちらも初期化してもう一度試してみて下さい。
上記でも解決しない場合はAmazonで返品して下さい。
という返信が。
3年保証を謳っているのにAmazon側に丸投げって...まぁ中華企業なのでサポートにはあまり期待はしていませんでしたが...(汗)
という訳でAmazonに返品して新しいのを送ってもらった所、しっかりネットにも繋がり今の所途中で接続が切れるということもありません。
2020年10月12日:追記
購入から2ヶ月ほど経ちましたが特に不具合なく動作しています。
PLCアダプターをPS4に繋いでオンラインゲームをやってみた
色々ありましたが何とかネットに繋がったのでPS4を有線で繋いでみました。
イメージとしてはこんな感じ。

まずは回線の上りと下りの速度を無線の場合と比較してみます。


接続方法\通信速度 | 通信速度(ダウンロード) | 通信速度(アップロード) |
無線LAN接続 | 54.2Mbps | 4.0Mbps |
PLC接続 | 63.6Mbps | 4.7Mbps |
という結果になりました。
正直PLC接続にしたのは回線速度を上げるというよりは、回線の安定性を上げる為だったので速度が上がったのは以外でしたね。
ちなみにPS4でオンラインゲームをする際の回線速度(ダウンロード)の目安は「30Mbps〜60Mbps」が基準となっているようです。
次に実際にゲームをオンラインでプレイしてみました。
プレイしたゲームは『PS4版 機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』です。
まずは無線LANの状態でプレイしてみると...
(著作権の問題でモザイク処理をしています。)

回線の安定性を示すマークが黄色になっていますね。
この状態でオンライン対戦をするとかなりラグがあり、対戦部屋によっては自動でキックされてしまいます。
次にPLC接続でプレイしてみます。

回線の安定性が黄色から青色に変わり、接続が安定するようになりました。
この状態だと自動退出させられることはほぼ無くなり、回線が青色同士なら通信エラーが起きることも無くなりました。
PLCアダプターを買う前に注意して欲しいこと
ここまで読んで
「無線より安定するんだね!じゃあ買ってみよう!」
と思った方もいるかもしれません。
ですが注意してほしいのがPLCアダプターを買ったからといって全ての家庭で使えるという訳ではありませんし、環境によっては速度も無線より落ちる場合があるということです。
特にブレーカーが複数あるような家庭ではPLC接続は難しいと思われます。
つまり今回、回線速度と安定性がPLC接続によって向上したのはたまたま我が家の環境が製品とマッチしたに過ぎません。
そして残念なことに自分の家でPLCアダプターが使えるかどうかを素人が判断するのは難しい為、実際に買って試してみるしかありません。
まとめ|PLCアダプターをPS4に繋いでオンラインゲームをやってみた結果
という訳で検証結果はPLCで有線接続したPS4は割と快適にオンラインゲームができるでした。
ただしこれは上記でも述べたように、全ての家庭でこのような結果になる訳では無いという事は覚えておいて下さい。
また安定するとは言いましたが有線接続(直接PS4とルーターを繋ぐ)ほどの安定性では無いので、もし有線接続ができる環境なら絶対に有線にした方が良いと思います。