今回はこういった悩みを持つ方に向けて、大学生からでも出来る正しい貯金の仕方をご紹介したいと思います。
さて、話は少し変わりますが皆さんはバビロンの大富豪という世界的名著をご存知でしょうか?
この本に書かれているのは、「お金儲けのテクニック」ではありません。
金融の起源と言われている古代バビロニアから伝わる「人類不変の知恵」です。
お金に悩まされる現代人に、資産をを増やし、お金に縛られず、充実した人生を送る方法を教えてくれます。
だからこそ、この本は約100年もの間、世界中で読み継がれているのです。
Amazonより
これは今から約100年前に書かれた本で
「お金とは何なのか?」「どうすれば効率的に貯金ができるのか?」
といった事が書かれています。
そして何故100年前の本が未だに人々に読まれ続けているのかというと、本の内容が現代でお金を貯める場合でも非常に有用であるからです。
本記事のテーマは「大学生の内に正しい貯金の方法を知ろう」というものであり、具体的な稼ぎ方や節約術を紹介するものではありません。
目次
【バビロンの大富豪に学ぶ】大学生の正しい貯金の仕方とは?
今から約3000年前、バビロンのお金持ちは以下の7つの法則を徹底することで自身の財を築きました。
黄金に愛される7つの道具
- 収入の十分の一を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 蓄えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
ここからは本の中で語られる「お金を貯めるための7つの法則」を大学生の場合に当てはめて考えてみたいと思います。
収入の十分の一を貯金せよ
仮に大学生のバイトの月収を4万円としましょう。
その十分の一なので毎月4千円を貯金に回すとします。
そしてそれを大学1年生から続けた場合、単純計算で
4000×12×4=192,000
4年間で19万2千円貯まる事になります。
4年間で約19万円と聞くと少なく感じるかもしれませんが、大学生の半数以上は10万円も貯金できていないのが現状です。
19万円あれば何かトラブルがあっても対応できますし、卒業旅行や就活の資金にもなるでしょう。
このように毎月の収入をギリギリまで貯金に回さずとも卒業時に困らない程度にはお金を貯められるのです。
欲望に優先順位をつけよ
本の中にこのようなセリフがあります。
人間の欲望には際限がない...
だからこの中で収入がいい者も悪い者もいるはずなのに皆一様にお金を使い切ってしまうのだ
漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則 より
特に大学生の場合はこういった欲望が顕著です。
飲み会に行きたい、サークルもやりたい、服やアクセサリーも欲しい、ゲームも買いたい
これではいくら高時給のバイトをしたとしてもお金を貯めることは不可能です。
ではどうしたらいいのか?
先程言った貯金に回した十分の一以外の、十分の九のお金で出来ないことは諦めるのです。
つまり毎月の貯金額である4千円を除いた3万6千円の内、本当にやりたいことにだけお金を使えばお金が足らなくなるということは無くなります。
例
その飲み会は本当に行きたいか?周りに流されているだけでは無いか?
そのアクセサリーやゲームはどうしても欲しい物か?今でなくてはならないのか?
蓄えた金に働かせよ
本の中では「定期的に金が入ってくる仕組みこそが本物の財産である」と言われています。
つまり、銀行に預けているだけのお金はただのお金に過ぎず財産とは呼べないのです。
では定期的にお金が入る仕組みとは何でしょうか?
具体例を挙げるとすれば株式投資やブログ運営、Youtube投稿の広告費なんかもお金が入る仕組みと言えそうです。
そして幸いなことに、これらは大学生からでも始めることが出来ます。
むしろ時間に余裕がある大学生こそ、本物の財産を築くチャンスなのでは無いでしょうか?
危険や天敵から金を堅守せよ
お金は急に無くなる危険性を常に持っています。
近年では大学生をターゲットにしたUSB詐欺なんかが有名ですよね。
絶対に儲かると嘘を付いてUSBを高額で売りつけるあれです。
「自分は大丈夫」「自分ならそんなことにはならない」とたかをくくっていませんか?
実際にそういった話に直面すると意外と冷静な判断ができなくなるものです。
そういった時は必ずその道に長けた信頼できる人間に相談することが大切です。
より良きところに住め
これに関しては大学生のうちは実家暮らしの方も多く、一人暮らしでも自分の希望通りの所に住めるとは限らないので割愛します。要は
「自分の住む家と人生の幸福度には密接な関係がある」
「自分が住む家は多少お金を多く払ってでも自分が納得できる所に住もうね」
ということです。
今日から未来の生活に備えよ
これは言葉通りの意味ですね。
若いうちから老後で働けなくなった場合や自分の死後に備えて少しずつでも貯金しなさい
という意味です。
仮に大学生から老後に備えて少しずつ貯金した場合と30代、40代から貯金した場合では一年間に貯めなくてはならない金額は圧倒的に後者のほうが大きいです。
つまり無理なく貯金して、かつ未来の不安を取り除くためには若いうちから備えることが非常に重要だという教えな訳です。
自分こそを最大の資本にせよ
最後は「自分のスキルを磨いたり経験を積むことでもっと稼げるようになろう」という教えです。
その人のスキルが高ければ重宝され収入が多くなるのは当然ですし、最近はただ企業に所属していれば今後も安心という時代は終わりを迎えつつあるとも言われています。
大学生の内にプログラミングやブログ、Youtubeなど企業に依存しない稼ぎ方を身に着けておけば就職した際の収入も増え、職を失うリスクに備えることができるのです。
まとめ
7つの法則は目からウロコのようなものではなく、むしろ当たり前なものが多いですよね。
ただ現代においてこの「当たり前」が出来ている人は驚くほど少ないです。
もし今「将来が不安だ」「お金が貯まらない」と感じている大学生の方は全てをいきなり実践するのは大変なので法則の1番と2番、『収入の十分の一の貯金』と『欲望に優先順位をつける』というところから始めてみてはいかがでしょうか?
また、気になった方は是非元の本もお読み下さい。
漫画版であれば1日でスラスラ読めますし、活字が苦手という方はAudible版もあります。
大学生に一度は読んでもらいたい本です。