今回はこういった疑問を持つ方に向けて大学生でもできる株式投資の初め方を解説したいと思います。
この記事を読むと分かること
- 大学生でも株式投資はできるのか?
- 始める際には何が必要?
- いくらから始められる?
- 口座開設から株を買うまでの手順を解説
- 実際に株って儲かるの?メリットは?
目次
大学生でも株は始められます
株式投資といえば大人が何百万、何千万と運用しているイメージですが大学生であっても少額から始めることが可能です。
ただし大学生が株を始める際に1つだけ条件がありまして、年齢が20歳を超えていなければなりません。
それ以下の年齢の場合は個人で証券口座を作るのは不可能なので親御さんに頼んで未成年用の証券口座を作ってもらう必要があります。
大学生が株を始める際に必要なもの
株を始める際に必要なものは
- 本人確認書類
- マイナンバーカード
- 銀行口座
- 資金
となります。1つずつ見ていきましょう。
本人確認書類
こちらは出来れば顔写真付きの物を用意したほうがいいです。
顔写真がない物だと2つ本人確認書類を用意する必要があります。
もし持っているのであれば免許証が一番オススメですね。
マイナンバーカード
現在では証券口座の開設にマイナンバーカードの提示が必要になりました。
証券会社によってはマイナンバーカード一枚の提示で良く、本人確認書類はいらない場合もあります。
また、マイナンバー通知カードはマイナンバーカードの代わりにはならないので注意して下さい。
銀行口座
証券口座にお金を入金するために銀行口座も必要です
普段使っている銀行口座を使っても問題ないですが、その証券会社のネットバンクを使うと手数料などがお得になるのでオススメです。
例
SBI証券ならSBIネット銀行
楽天証券なら楽天銀行
資金
さて株式投資には当然お金が必要なわけですがいくらあれば良いのでしょうか?
結論から言ってしまえば10万円前後あれば一応株式を買って株主になることは可能です。
日本の株式購入の仕組み
基本的に日本の株式は1株だけ買うというのは不可能でして100株が1単位となります。
つまり100株、200株、300株という風にしか買えません。
そのため1株1000円の株でも1000(円)×100(株)=100000(円)となります。
ですが正直これはオススメしません。
というのも株式投資には当然お金が減ってしまうというリスクもある訳で、お金にそこまで余裕がない大学生が一気に10万円という大金をつぎ込むのは危険だからです。
そこでオススメなのが以下のような少額投資と呼ばれる月1〜3万円あれば投資が出来る方法です。
積立NISAで投資信託を買う
投資信託とは
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
投資信託協会より
要は全員で少しずつお金を出し合って投資のプロに預けて運用してもらおうって感じです。
ちなみに投資信託には様々な商品があり、日本の企業全体に投資する商品やアメリカの優良企業にまとめて投資する商品などがあります。
ですがこの投資信託、毎月買っても後で売る際に税金がかかってしまいます。
そこで登場するのが積立NISAです。
積立NISAとは最大20年間の内に800万円までは買った投資信託で得た分配金や譲渡益に税金がかからないというシステムです。
つまり年間40万円まで、月間約3.33万円までは非課税の対象となるため毎月3.33万円以下で好きな金額を積みた立てることになります。
これが先程、『月1〜3万円あれば投資が出来る方法』と言った理由です。
1株単位から株を買う
さっき「株は100株からしか買えないって言ったじゃん!」と思った方、確かに基本的には100株単位が原則なのですが実は1株からでも買える証券会社があるんです。
それが
などの証券会社です。
これらの証券会社なら100株単位で買うと数十万、数百万円となってしまうような株でも1株から買うことができます。(ただし全ての企業の株が1株単位で買えるわけではないので注意して下さい)
口座を開設してから株を買うまでの手順
まずは証券口座を開設する
個人的にオススメなのはSBI証券か楽天証券です。
理由は証券会社の中でも利用者数が多く、ネット上に情報が沢山あるからですね。
先程お話した『積立NISAで投資信託を買う』という方法が良い方は上記の証券口座を開設すれば間違いないでしょう。
同様に『1株単位から株を買う』という方法を選択した方は下記の証券口座を開設しましょう。
どちらの方法が良いかは好みの問題ですが
という方は積立NISAで投資信託を買う方法を
という方は一株単位で買う方法を選択すると良いと思います。
最近はオンライン上で全ての手続きが出来るので、申込みから1週間前後で口座開設が完了して取引ができるようになります。
ちなみに積立NISAにも申請が必要なので証券会社のサイトでよく確認して下さい。
証券口座に必要な金額を入金しておく
口座が解説できたら投資に必要なお金を入金しておきます。
1株単位で買う場合は手数料がかかるので少し多めに入れておきましょう。
先程お話したネットバンクの口座を持っていればオンライン上で入金することができます。
また、投資信託の場合は毎月自動で引き落としになるので期限までに自分が決めた積立金額が口座に入っている状態にして下さい。
実際に株を買う
ここまできたら後は簡単です。
投資信託の場合は毎月積み立てる商品を選び、一株単位で買う場合は買いたい株を選んで買いましょう。
20歳から株を買い続けている僕が思うこと
実際に株をやっていると言うと人から「株って儲かるの?」とよく聞かれます。
ハッキリ言ってしまうと大学生程度の資金力ではマンガみたいに数十万、数百万を一気に稼ぐなんてのは無理ゲーです...(汗)
じゃあ何でやっているのかと言うと
- 社会の情勢に詳しくなれるから
- 何もしないで毎年お金が貰えるから
- 将来もっと本格的にやるための練習
というような理由ですね。
特に2番目の理由が大きくて、毎年1万円以上貰えます。
1年で1万円と聞くと少なく感じますがNetflixの年会費をこれで賄えると考えると中々馬鹿にできません(笑)
投資と聞くと「怖い」「不安」と思ってしまう方もいると思うのですが、少額ずつ投資して色々と経験していけば大失敗することって実はそうそう無いんですよね。
興味がある方はまずは千円、五千円からでも試してみてはいかがでしょうか?
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