皆様こんにちは。あらいです。
寒かった1月から一転、花粉が舞う時期になりましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
僕はというと現在絶賛就活中な訳ですが、中々上手くいかずメンタルがやられ気味です...(笑)
さて、前置きはこのくらいにして今回は現役就活生が不適正検査スカウター(tracs.jp)というWEB適正検査を受けてみた感想と解き方のコツなどをお話したいと思います。
目次
不適正検査スカウター(tracs.jp)とは?

不適正検査スカウター(tracs.jp)とは、
人材で失敗したくない企業のための不適性検査®
定着しない、成長しない、頑張らない人材を見分ける業界唯一の不適性検査®
不適正検査スカウター公式サイトより
というキャッチコピーでスカウター社が提供しているWEB適性検査の名称です。
検査項目は下記の4つ。
- 検査SS(資質検査)
- 検査SB(精神分析)
- 検査TT(定着検査)
- 検査NR(学力検査)
この内、検査NRのみが学力検査でその他は全て性格的な検査となります。
検査項目からも分かる通り、学力よりも性格を重視するテストみたいですね。
企業によって検査数が異なり、検査NR+検査SSのみの企業や全ての検査を実施する企業もあります。
ただし大抵はどの企業も学力検査である検査NRは実施するはずなので、事前に対策しておくべきでしょう。
不適正検査スカウター(tracs.jp)の内容と解き方のコツ

学力検査(検査NR)
問題の傾向
不適正検査スカウターの学力検査に出題される問題は以下の通りです。
試験時間:30分
試験問題:30問
形式:選択式
「言語」問題 約11問
- 文法問題(同訓異字、類義語、対義語、類語、敬語、慣用句)
- 文章の並び替え
- 単語の法則性
「論理」問題 約4問
- 「XXが正しいとすれば、必ず正しいと言えるものは次の内どれか」という形式の問題。
「非言語」問題 約15問
- 文章題(連立方程式など)
- 暗号
- 方角
- 数列
- 場合の数・確率
- 集合
- 図表の読み取り
- 装置と回路
- 図形(展開図・折り曲げ・切り取り・規則性)...など
※一部実際の問題と異なる可能性もあります。
対策の仕方
難易度的にはそれほど難しいものではなく、高校1年生程度の知識があれば解けると思います。
新卒の方なら2~3日程度、勉強からしばらく離れていた転職者の方でも1週間あれば十分に対策できるレベルではないでしょうか。
具体的な対策方法としてはSPIの対策本を買うか、対策サイトを活用すればOKです。
ちなみに僕は以下のサイトと本で勉強した所、無事通りました。
解き方のコツ
30分で30問なので単純に1問1分以内に解く必要がある訳ですが、中には1分で解き切るのは大変そうな問題もありました。(もちろん得意・不得意や慣れもあると思いますが)
個人的に1分で解き切るのが難しいと感じたのは下記の問題。
- 「言語」問題全般
範囲が広すぎて対策が難しい。
悩めば悩むほど沼にハマるので分からなければネットで調べた方が良い。
- 「非言語」の暗号
問題によって暗号の規則性が異なるので慣れていないと1分で解くのは難しい。
- 「非言語」の図表の読み取り
選択肢と図表が合っているか検証するのに時間がかかる。
こういった学力検査は1問にこだわるよりも、とにかく時間内に最後まで解くことが大切なので分からなければ適当に回答して時間が余ったら戻って解くようにしましょう。
ちなみにテストを受ける際は、
- 筆記用具
- 計算用紙
- 電卓
- 辞書やWeb上の辞書サイト
- 正方形の紙(折り紙など)
を用意しておくと良いでしょう。
※正方形の紙は図形問題の切り取りや折り曲げに使います。
性格・資質検査(検査SS、SB、TT)
これに関しては正直、対策が難しいというか「不適正検査スカウター」は他の適性検査に比べて回答者の嘘や一貫性の無い回答が厳しくチェックされるらしいのです。
ですので正直に回答するか、一定の規則性のある人物になりきって回答するしかないと思います。
また、詳しくは後述しますがこの「不適正検査スカウター」は他の適性検査では聞かれないような、例えば身体的特徴などについても聞かれます。
例:胃腸は弱くないか?
僕自身、こういった質問にどう答えるのが正解なのか分かりませんでした...(汗)
不適正検査スカウター(tracs.jp)の評判は悪い?

SPIや玉手箱などの大手の適性検査に比べて圧倒的に料金が安いこともあり、この不適正検査スカウターを選考に取り入れる企業が増えているのですが、実はこの検査、受検者からの評判はあまり良くないみたいです。
というのもこの不適正検査スカウターは通常の適性検査とは少し異なり、自社にマッチする人間を探すことを目的とするよりも能力や性格が劣る人間を事前に排除することを目的としているんですね。
特に性格検査では普通の適性検査では聞かれないような、かなりツッコんだ質問もされます。
実際に僕も下記のような質問をされました。
- 蕁麻疹は出ないか?
- 胃腸は弱くないか?
- 無性に何かを壊したくなるようなことはないか?
上記のような理由から一部では発達障害や精神疾患を患っている方を差別していると言われています。
ところでだな。私が受けたあの適性検査ってスカウター?ってやつみたいなんだけど、なんか質問の中に、「じんましんが出る事がある」「頭痛がすることがある」って感じの質問あってさ?
— みぇちぇーり (@snowcrystal77) June 10, 2020
えっそれ関係ある???ってなったし、それでストレス耐性測ろうってんなら相当失礼な話だなと思った
今日面接した企業、不適正検査スカウターを利用してて嫌な気持ちになった。
— カカオ70%🍫 (@cacao_0707) July 8, 2020
会社のコンセプトが全ての人にチャンスを!って感じだったのに矛盾にも程があるでしょ。
健常者で五体満足な人じゃなきゃ要らないみたいなのもう止めようよ。
明日は我が身だって事が分からない人が多すぎる。
不適正検査スカウターとSPIどっちを使うか迷っている。
— gimu13 (@gimu13) June 5, 2019
前者は細かく出るけどなんというかネガティブ情報が多すぎて結構えぐいのだよね。名前も不信感を抱かれそうだし。
最後に
という訳で今回は不適正検査スカウターを受けてみたというお話でした。
この検査を実施しているからと言って100%ブラック企業ということにはならないでしょうが、「この検査に落ちる=社会に適合できていない」と暗に言われているような気になるのであまり気分の良い検査ではないですね。
最後になりますが皆様が無事突破できることを祈っています。