こんにちは。あらいです。
最近何か面白いネタは無いかと検索ワードを調べていたら「なろう小説 気持ち悪い」とか「なろう小説 痛い」というのを見かけました。
確かにネットを見ているとイラッとする広告とかありますよね...(笑)
そんな訳で今回はタイトルにある通りなろう小説は何故嫌われるのか?その理由について考えてみたいと思います。
本記事は「なろう小説」を書いている方や、読んでいる方を批判するものではありません。
目次
「なろう小説」が面白くない・気持ち悪いと言われる理由
ワンパターンすぎる展開
なろう小説ってどの作品も同じ作者が書いているのか?というレベルでワンパターンなんですよね。
上記の画像でも示しましたが大抵このパターンな気がします。
転生前の主人公はブラック企業勤務の他に引きこもりなどの設定もありますね。
どの設定にも共通しているのは人生が充実していないことだと思います。(充実してたら異世界行っても帰りたくなるだけだからね)
また、どこかのサイトでも見ましたが転生する原因は交通事故の割合がかなり高く、1人の転生者につき1人のトラック運転手がいるレベルです。
周りのキャラが主人公を持ち上げる為だけに存在している
なろう作品ってどれも主人公以外の個性が無いというか...(主人公もそんなに個性はないけど)
誰からも好かれるような殿堂入りの作品、例えばワンピースやナルト最近で言えばヒロアカ等もそうでしょうか?
これらの作品って主人公以外のキャラも凄く立っていて、他のキャラだけでも1作品が作れるほどですよね。
対してなろう系の作品の場合は全てのキャラが主人公をヨイショする為だけに存在しており、それ以外の出番は無いといった印象です。
例えば
- 主人公の親・師匠・・・「この子は天才か!?」
- ギルドの受付・学校の先生・・・「なんだこのステータスは!?」
- 美少女・・・「主人公カッコいい!素敵!」
何だか生きている人間を見ている気がしません...
専門知識がガバガバ
以下は代表的な一説とネット上での反応です。
鋼鉄に染まった身体でこちらに向かう誠也。その彼に僕は瓶を投げつけて、瓶に入っていた液体が彼の全身に降りかかる。
「なんだ……コレ?」
「皆、一斉に矢を放て」
僕の言葉に再び矢を放つゴブリン兵。だけど今度はその矢に火が付いていて、誠也の身体が炎に包まれる。
「火だろうと俺のスキルが破られ……がぁ……ぁ?」
炎の熱によって彼の鉄がドロドロに溶けていく、鉄が溶ければそこは元の身体に戻っていて。
誠也は地面に身体を叩きつけながら苦しそうな呻き声を上げる。
「あああぁぁあッ!? 熱い、熱い! がぁぁぁ!」
ずっと同じあるいは似たような単語を呟き続け、地面に転がる誠也。その打ち上げられた魚のような姿を見ながら僕は微笑むと。
「知っているかい? 鉄は熱に弱いんだ。これ小学生レベルの知識だよ」
「僕にはあります。あの魔物の軍勢を前に、勝利の絵を描く力がある」
「勝算は?」
「僕の読みどおりに戦局が動いてくれれば、九割ほどで」
中央が防戦でもちこたえている隙に、こちらの精鋭部隊の右翼と左翼が敵両翼を突破。
そのまま敵中央の真横と背後につき、包囲網を完成させる。
包囲殲滅陣ほういせんめつじん。
これが、僕が描いた勝利の絵だった。
戦型を整え、迎え撃つ準備を整える。
そして後方で情報収集の担当をしていた後方支援職が、戦況分析の声をあげる。
戦型を整え、迎え撃つ準備を整える。
そして後方で情報収集の担当をしていた後方支援職が、戦況分析の声をあげる。
「彼我の戦力差、出ました! 人間軍、およそ300。魔物軍、およそ5000!」
このようになろう系作品は専門知識が割とガバガバなことが多いです。
人間ですから間違うことはあるかと思いますが、少し調べれば分かることもあったり...
気持ち悪いというよりは見ていて少し恥ずかしい気分になりますね。
主人公に一般常識が備わっていない
転生した主人公は元社会人だったり、成人した大人だったりすることが多いのですが何故か一般常識が欠如している傾向があります。
例えば街中で絡んできたチンピラに普通に即死級の魔法ぶっ放したり、目上の人間に対しても常にタメ口だったり。
もう作者の中では元社会人という設定は完全に無かったものになっているのかもしれません。
結局「なろう小説」に嫌悪感を抱く原因は何なのか
結局のところ、なろう小説が一般受けせず一部から「面白くない」「気持ち悪い」と言われてしまう原因はストーリーに明確な目的が無く、「力を手にして認められたい」「異性からモテたい」という願望が見え見えだからではないでしょうか。
というのも、あまりアニメや小説に詳しくない人からも「面白い」と言われるような所謂一般受けする作品って大抵は物語に目的があると思うんです。
「NARUTO」なら火影になる、「鬼滅の刃」なら妹を元に戻す、とかですね。
対してなろう小説は物語の目的が見えづらく、物語がどこに向かって進行しているのかがイマイチ分かりづらいという印象があります。
そしてこのイマイチ目的が分からない状態で「強大な力を手に入れる」「異性からモテモテ」という要素を大量に付け加えてしまうため願望や欲求が見え見えになってしまい、嫌悪感を抱く人が多くなってしまうのかもしれません。