こんにちは。副業でWebライターをやっているあらいです。
先日、クラウドワークスでの取引終了後にクライアントさんから

という相談を受けました。
僕自身クラウドワークスを始めてから日が浅かったこともあり、特に疑問も抱かずにチャットワークIDを教えてしまったのですが、よくよく調べてみるとクラウドワークス外の契約はNGということが判明。
その後、何とか断ることが出来たので事なきを得ました...(汗)
そんな訳で今回は
- 何故クラウドワークス外での直接契約はNGなのか?
- 直接契約せずにクラウドワークスを使うメリットはある?
- 直接契約を提案された際の断り方
というテーマでお話していきたいと思います。
目次
クラウドワークス外での直接契約がNGな理由

そもそも直接契約はクラウドワークスの規約違反
よく知恵袋やクラウドワークス内の掲示板で

という質問を見かけますが、実はこれ立派な規約違反です。
というのもクラウドワークスの利用規約にしっかり直接契約は禁止だと書いてあるんですね。
会員又は過去5年以内に会員であった者は、会員又は過去5年以内に会員であった者と、本サービスを利用せずに、直接に本サービスを通じて委託可能な内容に関する業務委託契約を締結すること及びその勧誘をすることを行ってはならないものとします。但し、弊社が事前に承諾した場合はこの限りではありません。
クラウドワークス利用規約 第8条11項 より
簡単に言ってしまえば
「クラウドワークスのアカウントを持っている内はクラウドワークス内で出会った人と直接契約は出来ないし、退会してからも5年は待たないと駄目だよ」
ということです。
で、この規約を破るとどうなるかが同じく利用規約に書かれており、違約金として最低100万円支払わなくてはいけなくなります。
弊社は、利用者が第8条第11項又は第16条第6項に違反した場合、当該利用者の登録解除等弊社が必要と判断する措置を講ずることができるものとします。また、弊社は、利用者に対し、違約金として、当該取引の報酬額に対するシステム 利用料相当額か金100万円のいずれか大きい方の金額(当該取引の報酬額に対するシステム利用料相当額の算定が不可能な場合は、金100万円)の支払いを求めること及び一切の法的措置(金銭賠償請求を含むがこれに限りません。)を講ずることができるものとします。
クラウドワークス利用規約 第26条5項 より
現時点では違約金として100万円を支払ったという人の話は聞きませんが、規約違反を犯した場合
「アカウントの停止や削除」「今まで稼いだ報酬の取り上げ」
なんかは十分に考えられるのでクラウドワークス外の直接契約は絶対にやめておくべきでしょう。
特に副業程度の感覚でクラウドワークスを利用している方は、たかだか数万円稼ぐために100万円の支払いリスクがあるんじゃ割に合いませんよね...(汗)
報酬金を踏み倒される危険性がある
クラウドワークスを利用せずに直接契約をした場合、報酬の約束などは全て口約束やチャット上のやり取りだけになるので報酬を支払ってもらえない、所謂「踏み倒し」にあう可能性があります。
勿論、契約の前に相手に契約書を作成してもらえば踏み倒しのリスクは低くなりますが、副業でWebライターをやっている人はそこまでするのは面倒ですよね。
仮に相手の電話番号やメールアドレスが分かっていても、それが本物かどうかは分かりませんし、踏み倒しにあった場合お金を取り立てるのはかなりの労力を要します。
クラウドワークスを利用すれば、クライアントが事前に運営に報酬を支払う「仮払い」システムがあるので報酬が受け取れないということはありません。
直接契約を持ちかけられた時の対処法

もしクラウドワークス外での直接取引を持ちかけられた際は相手に失礼が無いよう、やんわりと断るべきです。
この際に覚えておきたいのは
直接契約を求められたからといって必ずしも悪意があるクライアントだとは限らない
ということです。
中には登録したてで、システムや規約についてよく知らずに提案してしまったという場合もありますし、手数料のせいでライター側の取り分が減ってしまうという事を考慮しての提案かもしれません。
ですので直接契約を求められたからといって「詐欺だ」「悪質なクライアントだ」と決めつけて失礼な態度を取ることがないようにしましょう。
もし上手い断り方が思いつかないという方は、以下の例文をコピペして使ってください。
例文
〇〇様
お世話になっております。
せっかくのお話ですがクラウドワークス外で直接契約をしてしまうと規約違反になってしまう為、今回は見送らせて頂きたく思います。
申し訳ございません。
もしまた何かありましたら、ご連絡して頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
規約違反という理由だと角が立つかな...という方は「クラウドワークス上での実績が欲しいので」とか「仕事は全てクラウドワークス上で管理することにしているので」みたいな理由で良いと思います。
クラウドワークスで契約後なら外部チャットを使ってもOK

前述したようにクラウドワークスでは直接契約は禁じられています。
ですがサイト内で契約を行い、仮払いがされた後であれば外部チャット(Slackやチャットワーク)での連絡を行ってもいいことになっているんです。
当サービスでは、原則サービス外での直接連絡を禁止しています。ただし、契約を締結していただき、クライアント(発注者)が仮払いを完了していただいた後であれば、必要に応じて電話、スカイプ、打ち合わせなど、直接ご連絡をとっていただくことは、問題ありません。
クラウドワークス 【共通】契約後の直接連絡について より
クラウドワークスを始めたての初心者の方は、チャットワーク等での連絡を持ちかけられると「詐欺じゃないかな...不安だな」と思うかもしれませんが、仮払い後であれば大丈夫。
クラウドワークス内のチャットって使いづらいので、外部ツールで連絡を取りたいというクライアントさんは割と多いんですよね。
僕も契約後の連絡はほとんどチャットワークを使っています。
まとめ│クラウドワークス外での直接契約はやめよう
確かにクラウドワークスは手数料が高いので直接契約したくなる気持ちも分かります。
ですが、その手数料が無ければクラウドワークスは運営することが出来ず、僕たちwebライターも仕事を探すことが出来なくなってしまいますよね。
自分の身をトラブルから守る為にも直接契約はやめておいた方が良いでしょう。