クラウドワークスでは報酬の受け取り時や銀行に出金する際に手数料がかかるわけですが、どの程度取られるのかがイマイチ分かりづらいですよね。
そこで今回は上記のような疑問を持つ方に向けて
- クラウドワークスでかかる手数料の種類と金額
- 手数料を抑える・報酬を上げるコツ
- 手数料が安いクラウドソーシングサイトについて
というテーマでお話していきます。
目次
クラウドワークスでかかる手数料の種類と金額
報酬受取時に持っていかれるシステム手数料
クラウドワークスでは報酬を受け取る際、5%〜20%のシステム手数料がかかります。
要は「サイトを使わせてあげてる分、報酬の一部はウチ(クラウドワークス側)が貰うよ」ってことですね。
システム手数料は契約時の報酬金額によって異なり、以下のような分け方になっています。
報酬額 | システム手数料 |
20万円超の部分 | 5% |
10万円超20万円以下の部分 | 10% |
10万円以下の部分 | 20% |
タスク形式での場合 | 20% |
登録したての初心者の場合、中々10万円以上の案件を受けることは無いと思うので「手数料=報酬の20%」と思っていただいても大丈夫だと思います。
「ワーカーの受け取り金額」は
ワーカー受け取り金額=(契約金額+消費税)-(システム利用料+消費税)
という計算になります。
例1:一回の報酬が1万円のプロジェクト形式の場合
8,580=(10,000+1,000)−(2,200+220)
この計算で注意したいのがシステム利用料は(契約金額+消費税)から20%という点です。
(※1万円から20%ではありません。)
余談ですが、タスク形式の手数料は2015年〜2017年の間は無料でした。
2年間しか無料期間が無かった理由として、運営側は「無料化に伴い仕事依頼内容の質低下が見られたため」としています。
銀行口座に報酬を出金する際の手数料
クラウドワークスでは報酬を銀行口座に出金する際に振り込み手数料がかかります。
銀行名 | 振込手数料 |
楽天銀行 | 税込み100円 |
その他の銀行 | 税込み500円 |
通常、銀行への出金は500円かかりますが楽天銀行なら100円で済みますので、もし口座を持っているなら出金先の銀行は楽天銀行に指定しておくとお得です。(楽天銀行については後述します。)
また出金方法にはいくつか種類があり以下のような特徴があります。
出金方式 | 概要 |
随時出金方式(初期設定) | 締日時点の未出金報酬額が「1,000円以上」であれば半月後に振込 未出金報酬額が「1,000円未満」の場合、次回以降の支払いに繰り延べ |
50,000円以上出金方式 | 締日時点の未出金報酬額が「50,000円以上」であれば、半月後に振込 未出金報酬額が「50,000円未満」の場合、次回以降の支払いに繰り延べ |
キャリーオーバー方式 | 未出金の報酬額の額に関わらず、自動的に次回以降に出金が繰り延べとなる キャリーオーバー方式を選択している状態から出金を行う場合、 「随時出金方式」または「50,000円以上出金方式」に変更する |
クイック出金 | クラウドワークス上で報酬確定した未出金報酬のうち、 報酬振込日が確定していない報酬を3営業日以内に出金することが可能。 出金額の5%が手数料としてかかる。 |
基本的にキャリーオーバーを除くどの出金方式を選択しても手数料は取られますが、クイック出金の場合は「手数料+出金額の5%」が取られます。
余程急いで報酬が欲しい時以外は、損するだけなので利用する必要は無いでしょう。
ちなみにクイック出金は未出金報酬が530円以上の場合にのみ利用できます。
そのため、クイック出金を行う場合は出金方式を「キャリーオーバー」に変更してから行いましょう。
(随時出金方式だと530円〜999円の間でしかクイック出金できない。)
クラウドワークスの未出金報酬額は180日を過ぎると無効になり出金できなくなります。
「キャリーオーバーで持ち越してたらいつの間にか期限を過ぎてた」なんてことにならないように注意して下さい。
クラウドワークスでの手数料を抑えるコツ
楽天銀行を利用する
先程もお話しましたが、出金先の銀行を楽天銀行に指定しておくだけで1回の出金につき400円の節約になります。
10回の出金で4000円儲かると考えると中々バカにできませんよね。
楽天銀行の口座開設は無料で出来ますし、長くクラウドワークスを利用することを考えるなら早い内に開設しておいたほうがお得です。
(口座開設には1週間前後かかるので、余裕を持って申請しましょう。)
出来るだけ単価の高い案件を受ける
ここからは「手数料を抑える」というより「手元に入る報酬を多くする」コツになってしまうのですが、クラウドワークスでは単価の安いタスク案件などを受けても手数料でほとんど持っていかれてしまいます。
もし現在
このような悩みを抱えているならタスク案件はやめて、文字単価0.5円以上のプロジェクト案件に応募してみましょう。
(欲を言えば文字単価1円は欲しい所ですが、初心者の方はこのぐらいから始めるのが良いでしょう。)
「記事なんて書いたこと無いし...」「自分には文才が無いから...」
このように思っている方もいるかもしれませんが大丈夫です。結局「慣れ」なので誰でも書けます。
思い切ってまずは一件、プロジェクト案件を契約してみて下さい。
タスク案件とは比べ物にならないくらい稼げると思いますよ。
どうしても心配な方は下記の本で基本的な文章の書き方を学ぶのも良いと思います。
自分のブログなどから仕事を受ける
当然ですがクラウドワークスを利用しなければ手数料もかからないので、自分のサイト・ブログ経由で仕事を受けるのもアリです。
ただし、ここで注意してほしいのはクラウドワークスで一度契約したことがあるクライアントと、その後クラウドワークスを通さずに直接契約すると規約違反になる点です。
(正確にはクラウドワークスで過去5年以内に接点があった相手との直接契約が規約違反)
そのため、もし直接契約をするなら新規のクライアントのみにしましょう。
(クラウドワークスを利用しないことで報酬の未払いなどのトラブルが起きる可能性もあるので、その点は注意しておくべきです。)
他のクラウドソーシングサイトの手数料はどのくらい?
よくクラウドワークスは手数料が高いと言われていますが、他のサイトはどうなのでしょうか?
今回はいくつかの有名所のサイトについて調べてみました。
以下が各クラウドソーシングサイトの手数料一覧です。
サイト名 | システム手数料 | 振り込み手数料 |
ランサーズ | 10万円以下:20% 10万円〜20万円:10% 20万円以上:5% | 楽天銀行:110円 その他の銀行:550円 |
ココナラ | 1円〜5万円:25% 5万円超〜10万円以下:20% 10万円超〜50万円以下:15% 50万円〜:10% | 一律160円 (振り込み金額が3,000円以上なら無料) |
シュフティ | 一律10% | 一律550円 |
クラウディア | 1円~5万:15% 5万1円~10万円:10% 10万1円~100万円:5% 100万1円以上:3% 時間制の場合:一律10% | 一律300円 |
Bizseek | 10万円以下:10% 10万円超:5% | 楽天銀行:110円 その他の銀行:550円 |
Shinobiライティング | 無料 | 楽天銀行:無料 ジャパンネット銀行:無料 その他の銀行:150円 |
サグーワークス | 無料 | 楽天銀行:無料 その他の銀行:110円(?) |
こうして見てみると「Bizseek」「Shinobiライティング」「サグーワークス」以外はシステム手数料と振込手数料を合わせるとそこまで大差が無い印象ですね。
稼ぎたいなら大手のサイトを使おう
ここまでクラウドワークスの手数料の仕組みや他のサイトの手数料について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
確かにクラウドワークスは他のサイトに比べると手数料が高いように感じますが、その分単価が高い案件も多いです。(大手以外のサイトは手数料が安くても仕事が少ない、単価が安い場合が多い)
手数料が高いからといって他のサイトを探すよりも、まずは大手のサイトでしばらく頑張ってみるのも良いかもしれません。
できるだけ安く済ませる方法はあるのかな?