大学でよく聞くピ逃げって何?バレるとどんな処罰がある?

留年しない為のコツ
大学生
大学に入ってからピ逃げって言葉を聞くけど何なんだろう?
大学生
ピ逃げに対して大学は対策してないのかな?バレるとどうなるの?

今回はこういった疑問を持つ方に向けて

  • ピ逃げってそもそも何なの?
  • 大学側にピ逃げがバレることはあるの?
  • バレたらどんな処罰があるの?

といった疑問にお答えしたいと思います。

大学でよく聞くピ逃げって何?

『ピ逃げ』または『ピー逃げ』は主に授業の出席確認をICカードリーダーを使って行う大学で使用される言葉です。

『ピ逃げ』の『ピ』はこのICカードリーダーにカード(学生証など)をタッチした時の音を表し、『逃げ』はそのまま授業を退出することを表しています。

つまり授業の最初に出席確認だけして、そのまますぐに授業をサボることを『ピ逃げ』『ピー逃げ』と呼ぶのです。

大学側にピ逃げがバレることはあるの?

結論から言ってピ逃げは大学側にバレている可能性が高いです。

というのも大学や先生も生徒が『ピ逃げ』という不正行為を働いているのを知っているので様々な対策をしているんですね。

主に大学や先生が行う対策としては以下のようなものがあります。

大学や先生がしているピ逃げ対策

  • 帰り際にもう一度カードリーダにタッチさせる
  • 点呼を取ったり出席票を提出させる(ランダムで)
  • 授業終了時に課題を提出させる
  • ICカードをタッチした場所や時刻などを確認する

ここからは1つずつ見ていきましょう。

帰り際にもう一度カードリーダにタッチさせる

授業が終わった後に先生が「もう一度カードをタッチしておいて下さい」という単純な方法ですね。

最初と最後の2回分のログ(記録)が残っているかどうかで、出席を確認しているのだと思います。

ただこの方法って最初にカードをタッチして退出し、後から戻ってきた人には効果薄ですよね...

点呼を取ったり出席票を提出させる

カードリーダーでの出席確認に加え授業中に点呼を取ったり、紙の出席確認票を提出させる場合もあります。

ただ、いつも決まった時間に出席確認が行われるとその時間までしかいない学生も出ますよね。

そこで生徒に点呼や出席票が出される時間が分からないように、ランダムなタイミングで出席確認を実施するのです。

また、出席確認を実施する日がランダムな場合もあります。(先週は確認しなかったけど今週はする...みたいな)

授業終了時に課題を提出させる

授業の最初に課題を配布し、授業の終了時に解いた課題を提出させる方法です。

こういった課題はその日の授業内容を聞いていないと分からない問題が多いのでかなり効果があります。

先に提出して帰るということも難しいですしね。

また、課題ではなく授業の感想などを提出させる場合もあります。

ICカードをタッチした場所や時刻などを確認する

出席をカードリーダーで確認する大学は教室以外、例えばキャンパスの出入り口のゲートなどにもカードリーダーが設置されておりカードをタッチしないと出れない仕組みになっている場合が多いです。

そのゲートなどを生徒が通った際に残るログから何時にそこを通ったか、通った場所はどこか、などを確認する方法です。

本来教室にいるはずの時間に出入り口のゲートを通っていれば明らかにピ逃げしていることが分かりますよね。

実際に僕の大学でも先生がピ逃げした学生を発見した場合、大学側にログを確認してもらい欠席扱いにしていました。

大学にピ逃げがバレるとどんな処罰がある?

では大学にピ逃げしたことがバレた場合、どんな処罰があるのでしょうか?

その日の出席が欠席扱いになる

まぁこれが一番優しい処罰でしょう。

ピ逃げって軽いように見えて実は結構重罪です。立派な不正行為ですからね。

先生に怒られて欠席扱いにされる程度ならむしろラッキーです。

その科目の単位を剥奪される

先生によっては十分にこちらもあり得ます。

この処罰も比較的優しい方ですね。

ただし必修科目だった場合は留年する可能性もあります。

その学期の単位を全て剥奪される

例えば前期でピ逃げが発覚した場合は前期全ての単位が無効になるということです。

もうここまで来ると留年する可能性もかなり濃厚になってきますね。

当たり前ですが授業料などが返金されることも無いと思います。

1年間の単位を全て剥奪される

例えば後期でピ逃げが発覚した場合は、前期で取れていた単位と後期で取るはずの単位が全て無効になります。

当然留年は確実ですし、場合によっては退学の危険性もあります。

かなり厳しい処罰ですが自分に非があるので文句は言えません...

1ヶ月程度の停学になることも

大学によっては停学になることもあるようです。

現に法政大学などは不正行為に対する処罰を明記しており、ピ逃げ(代返)行為がバレた場合は1ヶ月未満の停学にすると書いてあります。

停学になれば当然授業も受けれませんから留年も十分に考えられますね...

結論:大学でピ逃げをするメリットは無い

という訳で今回は大学のピ逃げ(代返)行為に関するお話でした。

大学でピ逃げをするリスクの高さが分かって頂けたでしょうか?

ハッキリ言って単位剥奪や停学のリスクを犯してまで授業をサボるメリットって無いですよね。

「周りもやっているからいいか」と軽い気持ちでピ逃げをしていると、取り返しがつかない事になるので十分に注意して下さい。

また、他人の不正に協力する行為も同じ様に単位剥奪や停学の危険性があるので注意が必要です。