【大学1年生で取るべき単位の目安は40単位】卒業までの理想の単位取得ペースについて解説

留年しない為のコツ

こんにちは!現在理系大学3年生のあらいです。

先日、何気なくYahoo知恵袋を見ていたら「大学1年生の時点で◯単位は少ないですか?」というような質問を多く見かけました。確かに単位なんていうシステムは高校ではありませんでしたから勝手が分からないですよね...(汗)

そこで今回は現役大学生の僕が大学1年生で取るべき単位数の目安と、卒業までにどのような配分で単位を取っていけばいいのかを解説したいと思います。

大学1年生で取るべき理想の単位数は40単位

さて、タイトルにもある通り大学1年生で取っておきたい理想の単位数は40単位です。

大学の卒業にはだいたい124単位必要で4年間大学があるんだから124÷4で1年あたり31単位取ればいいんじゃないの?

こう思ったあなた、ちょっと待ってください。何か忘れていませんか?

そう。大学生が避けては通れないイベント就活です。

皆さんはこの就活が大学何年生のいつ頃から始まるか知っているでしょうか?

日本経済団体連合会(経団連)の方針により、就活の早期化が囁かれていますが基本的には

  • 大学3年生6月 サマーインターンの応募・参加開始
  • 大学3年生9月 OB・OG訪問や秋、冬インターンの応募・参加
  • 大学3年生1月 エントリーシートや面接対策
  • 大学3年生3月 企業の説明会開始
  • 大学4年生6月 選考開始

というようなスケジュールになります。

大学3年生の時点でやることが増えてきますし、大学4年ともなれば説明会と選考で講義に割ける時間は極端に少なくなります。

つまり時間のある大学1年・2年時+3年生の時間のある時期にできるだけ単位をとっておく必要があるのです。

卒業までの理想の単位取得ペース

それでは各学年でどれくらいの単位を取れば良いのでしょうか。

長々と前置きをしても仕方ないので結論から書きます。

大学1年生大学2年生大学3年生大学4年生
40単位48単位32単位4単位
卒業までの理想の単位取得ペース

ここからは何故上記のペースが理想なのか、各学年ごとに解説していきます。

大学1年生 40単位

大学によって多少の誤差はありますが、1年間で履修できる単位の上限はおよそ48単位です。

一見、一番時間がありそうな1年生ですが上限の48単位分の講義を入れることはあまりオススメしません。

理由は単純。まだ大学に慣れていないからです。

大学に入学すると良くも悪くも環境がガラッと変わります。

友達を作る、サークルや部活に入る、バイトを始める...etc

就活を除けば一番忙しい時期といっても過言では無いのが大学1年生です。

そんな状況で無理に上限いっぱいまで講義を詰め込んでも失敗するだけです。

特に1年生の前期は大学の講義がどういうスタイルなのかイマイチ分かっていないので様子見の意味でも無理のない程度に時間割を組むべきでしょう。

ただし40単位はあくまでも目安なのでそれ以上取れる方は取っても問題ありません。後で楽になりますからね。

大学2年生 48単位

ここが一番の正念場です。

大学2年生というのは、まだ大学に慣れていない1年生や就活が始まる3・4年生ほど忙しくない、まさに単位を取るのに理想的な学年です。

また、基本的に大学の単位は学年が上がるごとに取得難易度も上がると言われています。

比較的楽に単位が取れるのは2年生までと思ったほうがいいでしょう。

1年時で40単位以上取れた人も、そうでない人も2年時だけは上限近くまで単位を取得することを目指すべきです。

大学3年生 32単位

3年生はインターンや面接対策など、就活に向けてのやるべきことが増えてくるので1・2年生に比べて少し抑えめの単位数であることが望ましいです。

特に3年生の後期からは一層忙しくなることが予想されるので、できるだけ前期に詰め込むと良いでしょう。

また、大学1・2年で思うように単位が取れなかった人はこの3年生の内にできるだけ講義を詰め込んで単位取得を目指してください。

本選考の始まる4年生に講義を詰め込む事だけは何としても避けねばなりません。

大学4年生 4単位

今まで頑張ってきた方は卒業研究(4単位分であることが多い)に取り組むだけです。

卒研だけであれば大学に行く頻度もそう多くないでしょうから就活に集中できます。

また、残念ながら3年生までで大部分の単位を取得できなかった方は4年時に入れるしかない訳ですが、前期と後期どちらに講義を詰め込んでも相応のリスクがあります。

前期に多くの講義を入れる場合は就活と重なる為、思うように講義に出席することができず単位を落としてしまう可能性があります。

就活中ということを多少考慮してくれる教授もいるかもしれませんがあまり期待しないほうがいいでしょう。

逆に後期に多くの講義を入れる場合は、そこで落単したら卒業できないので後がないというプレッシャーが常に付き纏うことになります。

まとめ

最後に本記事の要点を簡単にまとめます。

  • 1年生は多く単位を取るに越したことはないが無理に詰め込みすぎないように
  • 2年生はできるだけ上限近くまで単位を取る
  • 取り切れなかった1・2年生の単位分は3年生の内に取っておく
  • 4年生で講義を詰め込むのは危険