「通知不可能」の着信に出たら中国語の自動音声が!?対処法を解説

IT・ガジェット

実は今日、何気なくスマートフォンでYoutubeを見ていたら「通知不可能」という着信が来ました。

自分が知らない電話番号には出るべきではないというのは分かっていたのですが、たま~に歯医者さんや大学の方から電話がかかってくるので今回もその類かと思い出てしまったんです。

すると何だかよくわからない中国語の自動アナウンスが流れてくるではありませんか。

慌てて通話を切りスマートフォンの設定から着信拒否設定をして事なきを得ましたが、突然こんなことが起きたら何かヤバい事件に巻き込まれたんじゃないかとビックリしてしまいますよね...(汗)

そこで今回は

  • 「通知不可能」の中国語アナウンス着信の正体
  • 「通知不可能」着信が来た時にやってはいけないこと
  • スマートフォンで着信拒否を行う方法(iPhone・android)

というテーマでお話していきます。

「通知不可能」の中国語アナウンス着信の正体とは?

中国語の自動アナウンス着信は架空請求詐欺

「通知不可能」と表示されている中国語アナウンスの着信ですが、その正体は架空請求詐欺だと思われます。

実はこういった自動音声が流れる着信は今回に限らず昔からあるようなのです。

下記は2018年に同様の被害にあった方のツイートです。

上記の場合は「通知不可能」ではなく「非通知」とのことですが、それ以外はほぼ同じですよね。

僕の場合はすぐに通話を切ってしまいましたし、何より中国語が分からないので今回の着信の内容は分かりませんが、恐らく同じような内容の着信でその自動アナウンスに従って番号などを押してしまうと高額な架空請求をされたり何らかの犯罪に巻き込まれるということなのでしょう。

僕以外にも同様の電話がかかってきた人がいないかTwitterやYahoo知恵袋で調べたところかなり多くの方が悩まされているようでした。

上記のTwitterを見る限り、どうやら11月から今月の12月にかけて多くのユーザーに無差別にかけているようです。

詐欺のターゲットは日本人ではない

この中国語アナウンスのターゲットは日本人ではなく、在日中国人の可能性が高いと思われます。

そもそも日本人を詐欺に引っ掛けたいなら自動音声の言語は日本語を使うはずですし、日本人相手に中国大使館を名乗っても怪しいだけですよね。

法務省の調査によると、令和元年時点で日本に在留している中国人は813,675人いるとされており、これは全体の残留外国人の約3割にあたります。

恐らく「これだけ中国人がいるなら無差別に電話すれば誰かしら引っかかるだろう」という魂胆なのでしょう。

なぜ自分の番号に詐欺電話がかかってきたのか

これに関しては僕も全く心当たりがないのですが、考えられる原因としては

  1. 企業の個人情報漏洩に巻き込まれた
  2. 怪しいサイトやアプリからSMS認証を行った
  3. 自分や知り合いの端末から情報が抜かれた
  4. 自分の個人情報が売買されている
  5. 自動で無差別に電話をかけている

ぐらいでしょうか。

ただ今回のケースはネット上にも同じ電話を受けた人が多くいることから②と③は無いような気がします。

(全員が全員情報を抜かれたり、怪しいサイトやアプリを使ったとは考えにくい?)

考えられるのは残りの①④⑤ですが、この中ならやはり⑤の「自動で無差別に電話をかけている」可能性が高いと思います。

「通知不可能」着信が来た時にやってはいけないこと

これは今回のケース以外にも言えることですが、ネットや電話での詐欺にあった際に一番効果的なのは無視することです。

もし仮に僕のように電話に出てしまった場合でも絶対に折り返して電話をかけないで下さい。

今回のように折り返し電話をすることで、どんどん詐欺に巻き込まれてしまう可能性もありますし、何より折り返し電話をすると相手に「この相手は騙しやすい相手だ」「この電話番号は使える」と思われてしまいます。

繰り返しになりますが、もし電話がかかってきても無視して着信拒否の設定をしておきましょう。

また、もしどうしても心配な方は電話番号を変えたり、専門機関に相談するのも良いでしょう。

(ただし今回のように無差別に自動で電話をかけている場合は番号を変えてもかかってきます。)

スマートフォンで着信拒否を行う方法(iPhone・android)

iPhoneで着信拒否を行う方法

iPhoneにも「電話」のアプリから着信拒否を設定する機能はあるのですが、残念ながら相手の電話番号が分かっていないと着信拒否ができません。

そのため、今回のように相手の電話番号が不明な「通知不可能」状態だと着信を拒否することができないんです。

そこでiPhoneに搭載されている「おやすみモード」を使って通知不可能な着信からの通知を受け取らないようにする方法をご紹介します。(手元にiPhoneが無いので文字だけでごめんなさい。)

  1. iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開く(歯車のアイコン)
  2. 設定の中の「おやすみモード」を開く(三日月のアイコン)
  3. 「おやすみモード」設定項目の上にある「今すぐオン/オフ」を「オン」にする
  4. 通知という項目を「常にする」に変更する
  5. 着信許可という項目を「全ての連絡先」に変更する

以上の設定で非通知や通知不可能などの電話帳に登録された番号以外の着信の通知を受け取らないようにすることができます。

ただし電話帳に登録した番号以外から電話がかかってくる可能性のある方は控えた方がいいかもしれません。(就活生とか)

androidで着信拒否を行う方法

androidの場合はiPhoneと違い、一括で怪しい電話を拒否することができます。

まず、「ダイヤル」アプリを開きます。

アプリを開くと下記のような画面になると思いますので、右上にある「他のオプション」というボタンをタップします。(虫眼鏡の隣にある丸が縦に3つあるアイコン)

タップすると下記の画像の右のようになるので、その中の「設定」をタップします。

「設定」を開くと下記の画像の左の画面になりますので、「番号指定拒否」をタップします。

すると下記画像の右の画面になるので「拒否する番号のカテゴリ」をタップしてください。

タップすると下記画像の左の画面になるので「通知不可能」をタップしてチェックを入れた後に「OK」をタップしてください。

最後に下記画像の右のように「拒否する番号のカテゴリ」の欄に「通知不可能」と表示されていれば完了です。(僕の場合は非通知も怪しいので拒否しています。)

アプリから着信拒否を行う方法

下記のアプリを使うことで、知らない電話番号を特定したり迷惑電話をブロックしたりすることができます。

なんでも約10億のデータベースから電話番号を識別して迷惑電話か否かを判断してくれるという、台湾の大統領やIT大臣も認めた凄いアプリだとか。

Whoscall(だれ電)– 電話番号識別・迷惑電話ブロックアプリ

Whoscall(だれ電)– 電話番号識別・迷惑電話ブロックアプリ

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詳しい使い方は下記の記事をご覧ください。

マイナビニュース 【レビュー】電話番号識別アプリ『whoscall』を使ってみたら便利すぎた – 不要な電話対応がゼロに!?

各キャリアの迷惑電話拒否サービスを使う方法

「docomo」「au」「softbank」にはそれぞれ迷惑電話を拒否してくれるサービスが存在しているので、そちらを申し込むことでも怪しい電話を着信拒否することができます。

詳しいサービスプランについては上記のリンクを見ていただければ分かると思います。

ちなみにdocomoは申し込み不要で料金は無料、auとsoftbankは申し込みが必要で月額100円かかります。

まとめ

今回は「通知不可能」の詐欺電話が来た時の対処法について解説しました。

初めてこういった電話を受けた方はビックリしてしまうと思いますが、焦らずに周りの人間に相談するなど落ち着いた行動を心がけましょう。(基本的に無視して着信拒否してしまえば大丈夫です。)