【ブログ/Twitter/Lineに載せる前に】画像の個人情報を隠す方法まとめ

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こんにちは。あらいです。

今回は画像の中の個人情報を安全に隠す方法をご紹介します。

自分では隠した気になっていても知識のある人からすれば容易に復元できるなんてこともあるのでこの記事で正しい個人情報の隠し方を知っていただければと思います。

画像の個人情報を安全に隠す手順

使用するツール・ソフト

使うソフトは下記の通りです。

  • ペイント
  • Free EXIF Eraser
  • EXIF Viewer

見慣れない名前もあるかもしれませんがソフトの解説やインストール方法は後述しますので今は「ふーん、こんなの使うんだ」程度に思っていただければ大丈夫です。

STEP1 ペイントで消したい所を隠す

さて、いよいよ画像の中の個人情報を隠す方法を解説していきます。

今回は例として下記の画像の電話番号の部分を隠したいと思います。

まずは画面の左下にあるスタートボタン(Windowsマーク)の右横の「ここに入力して検索」というエリアにペイントと入力して検索します。

検索結果が出たらクリックしてペイントを起動して下さい。

次に左上にある「貼り付け」という部分クリックし、「ファイルから貼り付け」を選択して自分が編集したい画像を選びます。

選択できたら画面上部の図形タブの中にある「四角形」をクリックして、塗りつぶしの欄を「単色」合わせます。

最後に色1と色2という部分をどちらも同じ色にして下さい。

今回は黒で塗りつぶしますが色は何色でも良いです。

(ただし色の透明度は絶対に100%未満にはしないで下さい。基本的に透明度の部分をイジらなければOKです。)

図形の形や色を設定できたら、塗り潰したい部分にカーソルを合わせてドラッグすれば完成です。

左上の「ファイル」という所から「名前を付けて保存」をクリックすれば保存できます。

(この時ファイル名に個人情報を入れないように注意して下さい。)

なお、塗り潰しに失敗してしまった場合は下記の画像の青い左回りの矢印をクリックすれば元に戻せます。

STEP2 Free EXIF EraserでEXIF情報を消す

画像の種類にもよりますが、大抵の場合画像にはEXIF情報というものが付属しています。

このEXIF情報が何なのかというと、簡単に言ってしまえばその画像に関する様々なデータを要約してまとめたものです。

今回は詳しい解説は省略しますのでもっと知りたい方は下記の記事をご覧ください。

Exchangeable image file format Wikipedia

厄介な事にこのEXIF情報はその画像の撮影日時や場所、元の画像のサムネイルまで含んでいます。

そのためこのEXIF情報を削除しておかないとサムネイルから個人情報を消す前の画像を読み取られる可能性もありますし、何より自宅などの住所を特定される場合もあります。

そこで役に立つのがFree EXIF Eraserです。

このソフトはフォルダ内の画像のEXIF情報を一括で消すことができます。

Free EXIF Eraserのインストール方法と使い方

まずはこちらの提供元サイトからソフトをダウンロードします。

配布先のサイトを下にスクロールしていくと下記の画像のようにダウンロードリンクがあるので自分の環境にあったバージョンをクリックしてダウンロードして下さい。

自身の環境が分からない方は下記のページをご覧ください。

Windows10 32bitと64bitの違いと確認方法

ダウンロードできましたか?

ダウンロードできたら右クリックから「すべて展開」を選択すればその場に解凍されてソフトが使えるようになりますので、ダブルクリックして起動して下さい。(インストールせずに使えます)

起動すると下記のような画面が出ますので、「Select 」をクリックしてEXIF情報を消したい画像が入ったフォルダを指定します。

最後に左下の「Erase」をクリックすればEXIF情報の削除が実行されます。

なお、「Erase in subdirectories」にチェックが入っている場合は一番上の階層のフォルダを指定すれば一括でEXIF情報を削除できます。

※EXIF情報を消す前の画像ファイルを取っておきたいという方は「Backup original files」にチェックを入れておけば削除実行後のファイルに元データがバックアップとして残ります。

STEP3 EXIF Viewerを使って本当にEXIF情報が消えたか確認する

STEP2の時点でEXIF情報の削除はできましたが、念の為本当にEXIF情報が消えたのか確認してみましょう。

確認にはEXIF ViewerというChromeの拡張機能を使います。

EXIF Viewerのインストール方法と使い方

まずはChromeウェブストアにアクセスします。

アクセスすると下記のような画面になるので「ストアを検索」という欄に「EXIF Viewer」と入力して検索して下さい。

似たような名前のものがいくつかありますが、下記の画像と同じ「EXIF Viewer Classic」というものをインストールして下さい。

インストールして有効化すれば特別な設定や作業無しで使えます。

試しにどれでもいいので本記事の画像にマウスカーソルを合わせてみて下さい。(クリックする必要はありません)

すると左上に「EXIFデータなし」と表示されるはずです。

このようにweb上の画像にマウスカーソルを合わせるだけで、その画像にEXIF情報が付いているかを確認できます。

過去に自分がアップした画像も手軽にチェックできるのでブロガーの方やSNSをよく利用する方は入れておいて損はない機能だと思います。

まとめ

お疲れ様でした。

解説はここまでとなります。

最後にWeb上に画像をアップする前の確認事項をまとめておきます。

  • 個人情報はキチンと塗りつぶされているか?(塗りつぶした色の透明度は100%になっているか?)
  • EXIF情報は消しているか?
  • 画像のファイル名に個人情報を含んでいないか?