大学で使うPCはChromeBookでも大丈夫なのか【officeは使える?レポートは書ける?】

楽しい大学生活の送り方
大学生
大学用のPCを買いたいけどChromeBookは選択肢としてありかな?
Windowsと何が違うの?

今回は上記のような疑問をお持ちの大学生に向けて、大学在学中にWindows・Mac・ChromeBookの全てを使っていた僕が

この記事で分かること

  1. 大学用のPCにChromeBookを選ぶのはアリ?
  2. ChromeBookで出来ること・出来ないこと

というテーマでお話していきたいと思います。

大学生にChromeBookはオススメできない

さて、いきなり結論から書きます。

文系・理系に関わらず大学生はChromeBookよりWindowsを買った方が良いです。

というのもWindowsやMacと比べてChromeBookはシェア率が圧倒的に少なく、Net Applicationsが調査した結果によると2020年8月時点でのChromeBookの使用率は約0.38%、つまり1000人中4人ほどしか使っていないのです。

順位OS名シェア率
1位Windows86.98%
2位Mac OS9.55%
3位Linux2.69%
4位Unknown0.40%
5位Chrome OS0.38%
2020年8月デスクトップOSバージョン別シェア 出典:Net Applications 

上記の統計はデスクトップPCのものですが、ノートPCの場合でも大差は無いでしょう。

では何故、ChromeBookのシェア率が低いと大学で使う際に困るのでしょうか?

まず、ほとんどの人が使っていないChromeBookを大学で使うということは、何かトラブルがあった際に誰の助けも得られないということです。

大学の先生や職員、友達などほとんどの人がWindowsを使っているので仮にChromeBookでソフトが動かない、ページが見れないといったトラブルがあっても助けてもらうことができません。

次に対応していないソフトウェアが多いという点です。

WordやExcelなど大手の企業が提供しているソフトはWindows・Mac・androidなど多くの種類に対応しているのですが、逆に少しマイナーなソフトだったり小さな企業が提供しているソフトはWindowsにしか対応していないということが良くあるのです。

特に理系大学生の場合は、プログラミング・設計・電波の解析・各種シミュレーションなどを行う可能性が高いのでChromeBookを大学用のPCとして使うというのはかなり厳しいと言わざるを得ません。

文系の場合も、理系ほど専門的なソフトは使わないにせよWindowsにしか対応していないソフトを使う可能性は十分にあるのでWindowsを買っておくのが無難でしょう。

【理系大学生におすすめなパソコンはどれ?】選ぶ際のポイントについて徹底解説

ChromeBookで出来ること・出来ないこと

基本的にChromeBookは画面が大きくてキーボードがついているandroidスマホだと思ってください。

つまりChromeBookで出来ることは「Web上で出来る作業」と「androidスマホで出来ること」だけです。

具体的には以下の通り。

ChromeBookで出来ること

  1. Zoomの視聴
  2. ネットサーフィン・Youtubeなどの視聴・メールの確認
  3. Word・Excel・PowerPointなどの利用(完全な互換性は無し)
  4. GooglePlayにあるアプリの起動(対応していないアプリもある)

ChromeBookで出来ないこと

  1. Windows向けの専門的なソフトの利用
  2. 高度な画像・映像編集
  3. CD・DVDドライブの利用
  4. 印刷が大変
  5. Steamなどの本格的なゲーム
  6. オフラインだと出来ることが限られる

まず、ChromeBookでもZoomの視聴やWordやExcelなどのofficeソフトは使うことが出来ます。

そのため完全にレポート・資料作成だけ、Zoomの視聴だけといった限られた用途ならChromeBookでも問題無いでしょう。

ただしChromeBookで使えるofficeはWindows版と完全に互換性があるわけでは無く、テンプレートファイルなどを開こうとすると表示がグチャグチャに崩れてしまう場合があります。

現在、ほとんどの大学がオンライン授業を実施しており、小テストや小レポート、期末考査などは先生が作成したWordのテンプレートファイルをダウンロードしてそこに書き込んで送信するといったスタイルが多いです。

テンプレートファイルが崩れてしまうとまともに試験の回答を書けなくなってしまうので、その点は覚えておきましょう。(経験談)

また、ChromeBookには対応していないプリンターもあり印刷が少々大変です。

オンライン授業の場合は提出物もWeb上で送るので問題は無いかもしれませんが、対面授業に切り替わった際はレポートなどを印刷して提出する可能性もあります。

二台目のサブPCとしてならChromeBookはアリ

ここまで散々「ChromeBookよりWindowsの方が良いですよ!」と書いてきましたが、ChromeBookがダメという訳では無くあくまで大学用のPCとしては向いていないということです。

ChromeBookにも勿論良い所はあって、例えばこんな感じ。

ChromeBookの良い所

  1. 動作が滅茶苦茶サクサク
  2. データをクラウド上に保管するのでもしもの時も安心
  3. 強固なセキュリティ
  4. 比較的値段が安い

動作が新品のiPhone並みにサクサクなのでZoomの視聴やネットサーフィンなどストレス無く行えます。

実際僕もメインのWindowsで作業、サブのChromeBookでZoomを見たり調べものをしたりしているのですが、かなり快適です。

正直二台目のサブPCとしてならChromeBookを買うのは大いにアリだと思います。

ちなみに僕が使っているChromeBookは以下の商品。

【Chromebook C425 レビュー】1ヶ月使って分かった良い所・悪い所を紹介

大学生は迷ったらWindowsを買おう

ここまで大学生にChromeBookがオススメできない理由を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

あまりPCに詳しくないという方は、Windowsを買っておけば間違いありません。

確かにChromeBookと比べるとWindowsは少々高価ですが、出来ることの幅が広く、中古品でも良ければそこそこ高性能なものを3~4万円程度で入手できます。

(手厚いサポートや長期の保証がある生協パソコンを買うのも良いでしょう。)

大学生におすすめなパソコンについては以下の記事で詳しく解説しているので、良ければご覧ください。

【理系大学生におすすめなパソコンはどれ?】選ぶ際のポイントについて徹底解説