今回はこういった悩みを持つ方に向けて過去に週5でバイトしていた経験のある僕が大学生でバイトをしないのは変なのか?バイトをしない事で何か困ることはあるのか?といった疑問にお答えします。
目次
大学生でバイトをしないのは変?
さて、結論から言うと『大学生でバイトをしない』というのは別に変ではありませんし、他にやりたいことがある・お金に困っていないという場合は無理にする必要も無いと思います。
その理由としては
- 大学生の本分は学業だから
- 就職すれば嫌でも毎日働くことになるから
- 目的や目標の無いバイトは時間の浪費をしているだけだから
といったものが挙げられます。
ここからはそれぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
本記事はあくまで「無理にバイトをする必要は無いよ」というのがテーマであり、バイトは無駄・やる価値無しと言っている訳ではありません。
大学生の本分は学業だから
分かっている方も多いと思いますが、大学生の本分はあくまで学業であり最終目標は落単せずにストレートで卒業することのはずです。
「アルバイトをすることで社会経験ができるから就活で有利」
という方もいますがバイトばかりに気を取られて学業が疎かになってしまえば、その就活すらできなくなる可能性が高いのです。
また、確かに学業とバイトを両立している素晴らしい人もいます。
こんな人と比べると
と思ってしまうかもしれません。
ですが人によって能力や環境が全く違うのですから、そんなことを比べる必要はありません。
大学生は卒業することが最終ゴールであり、その他のことは余裕がある人だけがやればいいんです。
就職すれば嫌でも毎日働くことになるから
たまに「働くことは尊い!最高!」なんて言っているバイト至上主義の学生もいますが『人生100年時代』などと言われる現在、大学を卒業して企業に就職すれば40年〜50年は嫌でも働くことになるでしょう。
人生の半分近くを家と会社との往復で過ごすのに対して大学生である期間はわずか4年しかありません。
こんな貴重な期間に
「友達にバイトをしないと変だと言われたから」「周りがやっているから何となく」
という理由だけでバイトをするのはとても勿体ないです。
また、サラリーマンの平均時給は2300円〜2500円程度だと言われています。
それに対して大学生の平均時給はせいぜい900円〜1200円程度。
大学生でも社会人でも流れる時間は同じなのに時給に倍以上の差が出るのでは何だか損だと思いませんか?
むしろどんな大金を払っても買えない大学時代こそ価値があるものなのではないでしょうか。
目的や目標の無いバイトは時間の浪費をしているだけだから
確かにお金を稼ぐこと以外にもバイトで得られることは多いです。
ですが、それはあくまで目的や目標があってバイトに取り組んでいる場合の話。
先程も書いたように
「友達にバイトをしないと変だと言われたから」「周りがやっているから何となく」
という理由だけでバイトに参加しても得られることは殆ど無く、ただ自分の1時間がお金に変わったという結果が残るだけです。
大学生はバイトをしないと就活で不利になるのか?
よく「バイトをしたことが無いのは就活で不利」と言われますが本当にそうなのでしょうか?
こう言われる理由としては
- 履歴書のアルバイト経歴の欄が空白だと印象が悪い
- バイトをしないとコミュニケーション能力が身につかない
- 社会経験の差がでる
こんな感じでしょうか。
こちらもそれぞれについて詳しくお話しますね。
履歴書のアルバイト経歴の欄が空白だと印象が悪い?
これはこの空欄の期間に「自分はどんなことに取り組んで、どんなことを達成できたか?」ということをしっかりアピールすることができれば何の問題も無いでしょう。
先程も言ったように学生の本分は学業なのですから「頑張って成績上位をキープしました!」とかでも全然大丈夫だと思います。
むしろ最近ではアルバイト経験のある就活生が大半なので、面接官も「ま〜たバイトの話か」となる場合が多く「アピールできる点がアルバイトしか無い」という方がマズイかもしれません。
バイトをしないとコミュニケーション能力が身につかない?
そもそもコミュニケーション能力って何なのでしょうか?
誰とでも気軽に話せること?笑顔で元気に接することができること?
確かに接客などのバイトをすれば上記の能力は身につくかもしれませんが、社会に出て企業で働く際に必要とされるのは「相手の言っていることを正しく理解する」「自分が伝えたいことを適切に相手に伝える」能力です。
どんなに元気でもこれらができない社員では使い物になりませんよね。
その為、バイトをしたからといってこの「社会で必要とされる能力」が身について就活で有利になるとは限らないのです。
社会経験の差がでる?
確かにバイトをすることで社会経験はできますし、就職してからも役立つことはあるかもしれません。
ですがアルバイトがする社会経験って実際の社会の極々一部だと思うんですよね。
むしろバイトをして「自分は社会経験を沢山したぜ!」と思い込んでしまい本来無くてはならない謙虚さが無くなってしまう方がマイナスなのではないでしょうか?
僕も2年間IT企業の方でインターンをしていましたが、やはり就職してからでないと経験できないことは沢山あると思います。
バイトに少しでも興味がある人は単発バイトから
さて、ここまで「バイトは無理にやる必要は無いよ」というテーマでお話してきましたが「バイトに興味自体はある」「どんな感じか経験してみたい」という方もいますよね。
そんな方には1日〜数日で働く単発バイトがおすすめです。
単発のバイトであれば期間が短いので学業が疎かになることも無いですし、バイトがどんな感じなのかを経験することもできます。
そこでもし「バイトをすることで自分にプラスになることが見つかった」というのであれば本格的に働いてみるのも良いでしょう。
バイト以外でも大学生がお金を稼ぐ方法は沢山ある
『お金を稼ぐ=バイト』と考える方も多いですが実はお金を稼ぐ方法はバイト以外にも沢山あります。
例えば
- せどりで稼ぐ
- 長期インターンに参加する
- 自分のスキルで稼ぐ(イラストを描いたりプログラミングをしたり)
- Uber Eatsで稼ぐ
- ブログやYoutubeを始めてみる
思いついただけでもこれだけあります。
せどりというのは商品を安く仕入れて高く売る、要は転売ですね。
転売と聞くと近年マスクなどの影響で印象が悪いかもしれませんが、これはよくあるビジネスモデルです。
ブックオフとかも客から安く買い取って他の客に高く売りますよね?それと同じです。
他には僕のように長期インターンに参加してみるという方法もありますし、すぐには稼げないかもしれませんがブログやYoutube投稿を始めてみるのもアリだと思います。
(これらの経験をしたことがある人はバイト経験者より圧倒的に少ないので就活で有利になるかもしれませんよ。)
参考記事
まとめ
という訳で今回は「大学生でも他に打ち込むことがあるなら無理にバイトをする必要は無いんだよ」というお話でした。
ただ流石に「勉強もしないし1日ゲームばっかり。飲み代や服代も親任せ」という人は友達から「バイトしろ」と言われても仕方ないですし、僕もしたほうが良いと思います。
いつまでも親が面倒を見てくれる訳では無いですからね...
そんな方は先程紹介したようにまずは単発のバイトからでも始めてみてはいかがでしょうか?